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■ BLゲームレビュー【空の森】 ■ |
ゲームタイトル |
空の森〜追憶ノ棲ム館〜 |
空の森 ~追憶ノ棲ム館~
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発売日・定価 |
2004年4月2日・5,800円(税別) |
メーカー |
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ジャンル |
ノベライズアドベンチャー |
対応機種・動作環境 |
Win98/2000/Me/XP MacOS X 10.1.3以降 |
年齢制限 |
18禁 |
ボイス |
雪村貴志 |
(野島裕史) |
高浜賢吾 |
(成田剣) |
桜庭隼人 |
(三木眞一郎) |
小野田征一郎 |
(中井和哉) |
七瀬真央 |
(吉野裕行) |
岸和田章ノ輔 |
(増谷康紀) |
綾瀬川悠里 |
(岸尾大輔) |
綾瀬川章馬 |
(柏木元) |
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内容 |
主人公の貴志は、昔から不思議な夢を見ていた。誰かが助けを求めている夢。だがいつも手を差し伸べたところで目が覚め、目覚めると同時に記憶が零れ落ちるように夢の内容もあやふやになってしまう。
そんなある日、貴志は出張中の父親の代わりに、自分に良く似ていたという曽祖父の墓参りへと向かうが、車で向かう途中、崖で道に迷い、森に囲まれた不思議な館に迷い込んでしまう。翌日、家へ戻ろうとするが、唯一館と町を結ぶ道が崖崩れで塞がれてしまった。貴志は仕方がなく道が復旧するまでの間、その館で過ごすことになる。そこには姿を現さぬ病気の主人をはじめとする、七人の住人がいた。
その館で過ごすうちに、貴志はこの館の住人たちに、ある違和感を覚える。その違和感の正体は何なのか・・・?果たして、貴志は違和感の正体を暴き、館から脱出することができるのだろうか? |
総評 |
★★★★☆
エンディング数だけでも値段以上の価値ありです。 |
* ゲーム語り *
さすが、すたじおみりすさん。そんな感じのゲームでした。難しかったです・・・神無ノ鳥以上に!神無は攻略順を間違わずに進めば、わりとコンプは難なく出来たんですけども。空の森はルート制限もエンド数も神無の上を行ってます(泣)やっぱりメーカーとしてのコンセプトに「コンプするのを前提にしたゲーム作り」とかあるのか?(笑)確かに、やり込みさんには意欲沸いて楽しめると思うんだけど、お目当てさんだけ落としたい人は面白くもなんともないです。もっとユーザビリティを・・・・(切実)
ゲームの傾向として、コンプ目指すつもりなくても、一度足を踏み入れたらそうせざるを得ない作りになってるような。メーカーさん、確実にそれを狙ってると思います。神無も空の森も、いかんせん題材が重いので、真相明かさないといけない使命感に捕らわれるというか、異様な興味をかきたてられるというか!見事だなあ〜感心。
ストーリーはルートによって波があるんですけど、趣向として様々なものが用意されているので恐らくどなたでもグッとくるシナリオがあるかと思われます。謎についても、あちこちに伏線が散りばめられているので、軽く推理しながら攻略できますし独得の雰囲気もそれを手伝っている感があります。攻略が難しいのに続きが気になって辞められないゲームだと思う。やっぱり設定がいいからでしょうかね?閉鎖的な空間とか、乙女の萌えツボをダイレクトについてきてると思いますし。
当時、バグとか開発途中のデータがマスターで出回ったりして前代未聞なことで話題に昇ってましたが、総合的に見るとかなり質の高いほうだと思います。ただし、絶対、修正パッチ当てないと駄目ですが。バグのことを考慮すると評価もかなり下がるんですが、ゲーム自体が良くできた作品なので甘めです。それに、値段に対してのボリュームは文句なし。エンディング数がすごいことになってるのも評価してます。(というか気が遠くなりそうなバッドエンドの数・・・・)
今作の大筋としては、主人公が閉鎖的な館で過ごすことを余儀なくされ、その館の住人たちとのやりとりの仲で不思議な違和感を覚えていきます。最終的に、館の脱出を目指すことになるんですが、そこまでの過程が長い長い!このあたり、さすがみりすさんなんですが、もぉ笑うしかありません。順序としては、どのキャラ狙いでも絶対にバッドエンドを先に見てからじゃないと、トゥルーエンドへのルートが開きません。このあたりが制限の壮絶さ・・・・(泣)さらに、ほんとにほんとの真相エンドも外堀埋めて脇から攻略しないと、ルートすら開きません。
選択肢もけっこうシビア。キャラの感情に沿った選択肢とか、攻略対象寄りの選択肢はあまり効果がない様子。恋愛優先にした選択をしても、まずハッピーエンドにはなりません。フラグ管理は割と甘めなのに、せっかくキャラルートに入っても、終盤の選択肢で重要なものを間違えると、即バッドにいくので悲しくなります。
余裕がある方には是非とも、自分で攻略していただきたいと思いますが、制限制限の嵐なので素直に攻略サイトのお世話になることをおススメします。なんでこの選択肢でこうなんだ!というのは通らないゲームなので(笑)、無闇にストレスためないためにも、他力に頼るべきかなと。苦労してコンプされることも勿論良いですが、空の森に関してはいかんせん、苦痛になってしまうかと思うので(汗)私自身が、とても辛かったんですよ(笑)
エロに関しては、凄いです。各キャラ種類もシチュエーションも豊富。スチルもかなりの量ですし、脇キャラ同士のエロもそこらじゅうで繰り広げられます(うわぁ)とにかく多彩なうえ濃いので、ビギナーさんには痛いかもしれません。それくらいBLゲームの中では群を抜いていると思います。言葉攻め・自慰・触手・道具使用・縛り・女装・・・・うわ〜・・・書いててちょっとイヤになってきた(笑)まだまだいろいろありました・・・・
これは18禁だから楽しめるゲームかなと感じますね。日常のシナリオが凄く良くて筋が通っているから、全年齢にしたほうが売れるんじゃないか?というゲームがありますが、空の森はストーリーの設定上、18禁だからこそ面白いゲームです。それくらいエロの力の入れようが半端じゃありません。声フェチの方には是非プレイして欲しいです。なんといっても、ほとんどのキャラが受け攻め両方担当しているので、貴重な攻め声優さんの受声が聞けたりしてなんだか凄いことになってます。このあたり、おやじ受とか駄目な人には辛いかも。
CGですが、普通のもエロもかなり多いので嬉しい限りですが、私は原画も塗りもあまり好みでなかったのでキツかったです。とくに塗りがべったりしてて・・・。あと、えっち後の立ち絵がヌードなのに笑った。サービスカットなんですかね?モザイクかかってるし(笑)妙に現実味おびた親切設計で戸惑いました。あそこまで凝ってくれなくていいですよ、私は。
システムは神無同様、さして変化はありません。ただ、セーブ数が少ないので、きちんと攻略設計をたててセーブしないと重要な分岐点セーブに上書きして泣くハメになります。要注意。
ちなみに私の好きキャラは庭師の小野田さん♪バッドの触手なんかはいただけませんが、トゥルーはかなり良いです!切ない系なんだけど、深い気持の結び付きが感じられて好きでした。庭師消滅しちゃうんですが・・・・でも愛の成せる技ですからね。泣きました。苦手はとことん執事・岸和田さん。彼のエンドは全部バッドですが、どれもとにかく痛いです。豹変する岸和田スチルとかかなり怖いですし・・・でも限りなく真相に近いのは彼なので、否応なしに攻略しなきゃいけなくて、きつかった。
修正パッチあてた上でのプレイならかなりおススメです。ただ、クラシカルな雰囲気とBGMが苦手だったり、壮絶なルート制限仕様が苦手な方はおススメできません。エロ大好きな方は是非とも!これでもかというくらい濃いですよ。
2006.02 |
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