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■ BLゲームレビュー【学園Prince〜学園征服宣言〜】 ■ |
ゲームタイトル |
学園Prince〜学園征服宣言〜 |
発売日・定価 |
2004年7月30日・ 6,800円(税込み7,140円) |
メーカー |
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ジャンル |
学園征服アドベンチャー |
対応機種・動作環境 |
Windows98/Me/2000/XP |
年齢制限 |
18禁 |
ボイス |
麻生貴良 |
(鉄仮面) |
二星礼也 |
(三木眞一郎) |
瀧勇輝 |
(野蔀由輝) |
日下幸太 |
(松野太紀) |
弥勒京一 |
(緑川光) |
瀬戸優 |
(万栗太郎) |
須藤智也 |
(伊藤健太郎) |
大河内秀彰 |
(松濤エルサ) |
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内容 |
「転校準備は済ませておいた。来週から愛翼学園に通いなさい」
主人公(麻生貴良)はある日、大河内財閥の長である叔父に呼び出され、そう告げられる。
『20日間のあいだに、理事長室の金庫にあるその書類と、理事長印を盗み出すこと』
貴良が転校した私立愛翼学園で、繰り広げられる様々な思惑、出会い、そして・・・。学園に通う魅力的なキャラクター達は、貴良の味方なのか、敵なのか?
目指すものは、学園征服か、財閥の後継者か、はたまたパートナーとのラブラブ生活か?
(メーカーHPより)
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総評 |
★★★☆☆
際どいなぁ・・・。でも思わずハマってしまいました・・・ |
* ゲーム語り *
プレイし始めた頃と、終わった後では印象がガラっと変わったゲームです。
決して良作とは言えないんですが、所々で面白いと思える部分がありましたし、ルートによってはシナリオがしっかりしていたなぁと。それぞれに萌え箇所もあって、全体をとおすと「??」だけど、一部でグッと響いてくるので、メーカーさんにしてやられましたね(笑)
・・・う〜ん・・・なので、非常に評価にも困るところ。
ゲームとしては、かなり上級者向けかなと思うので、一風変わった異色モノとしてなら成功作です。でも、初心者さんには向かないだろうし、ましてやおススメも出来ないかも・・・。純粋な学園ホモラヴ(爆)を期待してプレイすると、とっても後悔するハメになります。
なんせエロがとっても濃いです!!!(強調)
BLゲームでは初めて見るシチュエーションやプレイが惜しげもなく披露されてます(青筋)
「ここまでしていいのー?!」「有りえない!!」的なエロばかりです。普通のエロのほうが珍しいんじゃないんでしょうかね・・・・。このゲームは、とにかくエロについては何でもありみたいで、主人公が相手によって本当に上手く立ち回ってくれてます。そういう場面に重きを置いてるのが、一目瞭然(笑)CG枚数としては、ストーリーに見合った数だと思いますが、特にエロシーンのスチルは多いです。
反対にそれ以外のスチルが少ないのが残念かも。ここでCG挟んでくれたらトキメくだろうに・・・・というシーンには、ほぼありません(うわぁ)イベントシーンでは、顔アップのCGでパーツ替え使いつつ進めてる部分もありますが、あれは個人的には頂けないかも。ちゃんとした1枚絵が良かったなぁ・・・せっかくの見せ場なんだろうから、それなりのスチルがあってこそ盛り上がると思うんですが。
ですが、CGについて評価したいのは、バッドEDにもかなりの枚数でCG・シーン回収できるところですね。テキストで済ませて、新たに回収できるのはほとんどないのが常かなと思いますが、学園プリンスに関しては、結構細かい部分で回収できるルートがあるのが楽しかった。
スチル回収できなくても、バッドはなかなか面白いルートもあるので、いろいろ試してみるのも楽しいと思います。
ちなみに、濃いエロシチュエーションですが・・・・。
男体盛り・道具攻め・自慰行為・野菜フェラ・尿道攻め・強姦・オジサマの裸エプロン・駅弁・クリップ・3P・69・体育倉庫・お風呂・・・・など。
エロに関しては、ギャルゲーのノリに近いかな。構図とか・・・セリフ回しとか・・・妙にこなれてるんですよー。受け付けない方には、とことん駄目なノリだと思います。
私も初めは拒否反応出まくってましたが(ちなみに初回は瀧ルートの男体盛り・・・はぁ)、なんだか次第に普通にプレイできるようになってました(笑)
ゲームの難易度は結構高めです。というのも、選択肢の正誤が分かりづらいので、間違っててもすぐにはバッドに行かず、2日後あたりでお目当てさんに会いにいけなくなっちゃったり、「この選択をしたらこういくだろう」という予想があまり役に立ちません。
選択肢自体もかなりシビアで、何気ない選択でも(単純に表か裏かなど)間違えると即バッドなので、こまめなセーブが必要です。
また、序盤での必須選択肢を間違えていると、パートナーになるか否かが決まる選択肢が出現せずに、そのまま攻略不可になるのでご注意を。選択肢が出たら、手間がかかりますがいちいち1つずつセーブされるのが無難です。
システムは残念ながら快適とは言えません。まず、インストールにバグかと思うくらい時間がかかります。動作も遅め。セーブ・ロードの画面切り替えもスムーズじゃありません。また、BGMやボイスが画面が切り替わってもそのまま残ってたりするので、結構ストレス感じるかも。BGMが二重に聞こえたりね・・・まぁシステムに関しては、PC本体との兼ね合いもあるので何とも言えませんが、せめて右クリックでメニュー機能が使えるようにして欲しかった・・・。
声優さんはとにかく豪華。有名どころが沢山出ているので安心できます。偽名の方もいらっしゃいますが、ちょっと詳しい人なら聞けば分かるんじゃないでしょうか。
絵。私はあまり好きな感じの絵柄ではないかも・・・・。というか、綺麗だな〜好きだな〜と思う印象のCGがあるのに対し、微妙なCGもあったり、立ち絵にどうしても魅力を感じられなかったりもします。1枚絵のデッサン狂いや気になるところはないのですが・・・なんだろう、表情?顔パーツのバランス?に違和感があって。瀧は立ち絵が好きだけど、CGだとあんまり・・・・。優や幸太は立ち絵より、断然CGのほうが可愛かったりと、絵には波がある気がします。多分、塗り師さんが複数いるからかな〜と思いますが。主人公とか、かなり別人に見えるのはなんで?
塗りはとても綺麗で丁寧です。でも、微妙な塗りのバラつきが・・・。
シナリオ・・・・。大筋の主人公が任務遂行のためにパートナーを探して、その相手とラヴラヴになるっていうのは、どのルートを通っても同じですが、いかんせん、ルートによってシナリオの質の差が凄いです(汗)厚みがあって、メーカーさんの意気込みが伺えるものと、絶対お笑い担当なんだ〜有りえないよ〜。的なシナリオがあったりと、プレイ中に萌えツボにはまらないとキツイかもしれません。頭の切り替えと柔軟さがとっても必要になるゲームです(笑)
とにかく、システムやシナリオには難点がありますが、ハマると一気にやり込んでしますゲームかなと思います。ストレスを感じても根気よくプレイが出来る方、濃いエロシーンを堪能したい方にはおススメです。
* キャラ語り *
■ 主人公:麻生 貴良 ■
受でも攻でもどんと来いな、かなり順応性の高いニュートラルな主人公でした。
飄々とした印象で、自分がこうしたいからこうする!という姿勢には好感が持てます。・・・まぁ、流されやすい面も多々ありますが、ただ言いなりというわけではないので、攻略相手によって印象が変わっちゃうのには目をつぶります(笑)・・・主人公、相手によってはオヤジになったり初心な生娘っぽくなったりと大忙し。
■ 瀧 勇輝 ■
有りえない。時代錯誤な「裏番」だなんてー(笑)
見た目ファーストインプレッションは彼だったんですが、なんだろうね・・・・瀧とはラヴラヴになっちゃいけない気がしました(え?)胡散臭い不良だと思ってたら、本当に爆弾抱えてたし(汗)キャラ的には凄く好きなんですけど、なんかイマイチ瀧のノリって信憑性がないというか。彼の性格なんだろうけども。・・・軽いのよね。
絶対、付き合ってもいけど結婚はしたくないタイプだと思います。
瀧は普通にお友達、ってほうが関係としてしっくり来るような気がします。
■ 弥勒 京一 ■
弥勒君は、つれない野良猫を少しずつ手なづけていってるみたいで非常に楽しかったです♪(笑)
序盤の、無口で必要以上に近づくなオーラを出してるときも良かったんですが、警戒心といて沢山喋ってくれるようになったらホントに可愛くて!
年齢の割りに、根は純粋で擦れてないところもいい〜。ただ・・・・シナリオが・・・・(汗)あれって何ですか。声優さんに対するイジメ?と思うくらい凄かった。
いいのかなぁ・・・・あんなにお下劣なシナリオって(汗)ナニの長さと太さと持続力を知るために、野菜で練習って・・・確かに今までに無い斬新なシナリオですが、弥勒君の持ってる理事長への悔恨が深刻なだけに、ああいうノリは引くかも。
そして、後半の選択肢もかなり見極めが難しかったので、エンド見るのに苦労しました。
■ 大河内 秀彰 ■
この人も見るのに苦労しました(汗)
ルートの中でイベント程度なら発生するだろうなぁ・・・と思いつつ、秀彰に会いに行ってたら、あらびっくり。
まさかグッドが存在するとは〜。しかも、かなり変則的な出現方法で、これって、今まで協力してもらったキャラはどうなるの?って感じですが・・・(笑)
出現方法として、他キャラとの同時攻略が大前提になります。パートナー選びの過程で秀彰に3回会っていて、かつパートナーの攻略条件・選択肢の正解を満たして任務を終えると、大河内叔父に任務終了を報告に行くときに「秀彰に会いに行く」という選択肢が出現するので、秀彰にブツを渡すとENDです。
私は弥勒君で同時攻略しましたが、他キャラでも可能なんでしょうか?未確認なので・・・・。
とにかく、秀彰は突っかかってたクセに実は寂しさの裏返しという、何とも可愛い人でした(笑)ENDはオフィスラヴだしねぇ・・・・。かなり萌えツボにきました(笑)
はじめ、鋭利な刃物みたいだった彼の眼差しが、ラヴになるとにっこりと細められるところなんて!ひー可愛い!ほんと可愛い!!
■ ハカセ ■
シナリオが崩壊しすぎてるので、特にコメントもないんですが・・・・彼に至っては、グッドもバッドも奇天烈奇想天外なので・・・・(汗)
うろたえる姿とか、ほのかに焼きもち妬いて独占欲丸出しーみたいな部分は好きです。1人でキスの練習してたのかと思うと・・・!可愛いー。
■ 王子 ■
エロ王子です。鬼畜王子です。以上。
・・・・それに、声が三木さんなだけにエロさにも磨きがかかって、セリフがとっても艶っぽいです(赤面)ハカセに続き、シナリオは「??」なので任務遂行云々に信憑性はあまりなし。
■ 日下 幸太 ■
なんだか純粋な学園ラヴだった気がします・・・幸太の反応が初心すぎて恥ずかしかった。普通に高校生同士の恋愛の駆け引きをしていたので、このルートに限っては驚くほど普通に楽しめました。
まぁ・・・・「清らかな少年の太ももの汗」っていうのは、どうかと思いますが・・・そのへんを考えないようにすれば、丁寧な心理描写も出来ていたと思うし、ちゃんと段階踏んでて、いきなりってのもなかった。弟の位置づけもとても良かったです。・・・弟の普通のラヴエンドあればよかったな・・・あれは、ほんとにバッドなので(汗)←弟SMバッドのことです。あれは・・・怖い。
優よりもよっぽとショタ担当だったような・・・?こなれてないところが良いですね!(笑)
■ 瀬戸 優 ■
重いシナリオだったなぁ・・・かなり力入れて作ったんだろうと思いますが、ほんとに深かったです。
ただのショタ担当かと思ってプレイしたら、全く違うのに驚いた・・・・優は1番最初か、最後にクリアするのがおススメですね。とってもシナリオが良いので。
ですが、すぐるENDがバッドなのは不満(バッドだよね?スタッフロールなしだし。)
優ENDだと、理事長も捕まって優も幸せを手に入れて万歳なんだろうけど、それはイコールすぐるの消滅なので、あんまりハッピーではない気がします。このルートでは、あまりにもすぐるを前面に出しすぎているので、協力者も優ではなくすぐるという感じで・・・なのに統合されちゃうなんて、結局、しっくりこない終わり方かなぁ。
しばらく共存という形でENDのほうが自然かなと思います。現実問題、解離性同一障害(多重人格)の人格統合ってそんなに簡単じゃないみたいなので、物申しときます(笑)
2006.03 |
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