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| ■ ＢＬゲームレビュー【学園へヴン】 ■ |
| ゲームタイトル |
学園へヴン |
学園ヘヴン ～BOYS LOVE SCRAMBLE～
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| 発売日・定価 |
2002年8月2日・6800円（税別） |
| メーカー |
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| ジャンル |
ラブラブハイパー☆ボーイズラブアドベンチャーゲーム |
| 対応機種・動作環境 |
対応OS：日本語版Windows95/98/2000/Me/XP、日本語版MacOS8.x/9.x(*Windows&Macintosh両対応Hybrid
CD-ROM) |
| 年齢制限 |
１８禁 |
| ボイス |
なし |
| 内容 |
取り柄といえば運のよさだけ、という平凡な少年・伊藤啓太。
彼のもとに、ある日突然届いた一通の手紙。
「貴殿の本学園への入学を許可します」
それは超エリート学園への入学許可書だった！希望を胸に学園に入学した主人公。
しかしそこで出会ったのは、学園の王様と女王様で…!?ひょんなきっかけで秀でた人間が集まる一風変わった全寮制男子校に入学してしまった少年。
彼を待つのは、恋と笑いと涙とバトル。運は才能に勝てるのか！？
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| 総評 |
★★★☆☆
王道な恋愛シュミレーションなので普通に面白い。 |
＊ ゲーム語り ＊
発売前も発売してからも、メディアでもユーザーからも非常に支持を受けていたゲーム。実を言うと私は敬遠してました。だっていかにもボーイズラブって感じだから。昔からあんまりメジャー作品にはハマらない傾向があって（笑）今回もどうせ手出してもハマらないんだろうな~って。
でも、まぁ何の因果があってか、このメーカーさんの前作をプレイする機会がありまして、それがそこそこ面白くてゲームとしての機能も備わっておりストレス感じずに出来たので、「お。このメーカーなかなかいけるかも。」と。やっぱシステムの使い勝手が標準以上（あくまでも自分の標準ですが）じゃないと、いくらシナリオよくてもテンポ挫かれて萎えちゃうんですよね。その点で、最強彼氏。は馴染めたな♪処女作でこの出来だから、もしや学園へヴン期待できるのかな~（嬉々）とプレイに至りました。
プレイ後・・・あれ？なんか違う。周りの評価もなかなかだったし、前評判も凄かった。でもちょっと期待ハズレでした。過大に期待しすぎたってのもあるのかなぁ・・・ゲームとしては面白いんです。主人公の設定とかね、舞台も良いですし（男子寮って王道すぎて始めイヤでしたが）、イベントも楽しめました。でもな~・・・結局エロに走るためのゲームなのかなって。ＢＬハマって間もない頃にプレイしてたら絶対面白いはずなんだけど、これは可もなく普通に面白いゲーム。おそらく、私が一番ゲームに求めてるシナリオに印象もてなかったのかなって。
決して魅力のないゲームじゃないんです。あぁ、これは明らかにキャラゲーなんだなって、途中からやっとわかりましたから（笑）いろんなビジュアルで、いろんな性格で、いろんな種類のキャラクターがいるので、どんな方がプレイしてもお気に入りのキャラが見つけられるよ♪あなたは誰と恋愛したい？的なゲームですよね。うん、それは悪いことじゃないんです。私もやっぱり好きなキャラはいましたから。
でもやっぱりシナリオが・・・！！どこか作りが甘いんです。主人公がなんで攻略相手を好きになるのかわからないし、攻略対象も主人公をなんで好きになるのかよくわからない。愛の告白台詞を並べ立てて、オッケーもらったら両思いって・・・なんだか急展開だし、あんまり恋愛のプロセス踏んでない気がする。シナリオもうちょっと間延びしてもよかったから、心理面の描写とか増やして欲しかったなぁ~と思います。たぶん、キャラ作りすぎてシナリオの細部までは行き届かなかったのかな？あ、シナリオと言えばですが、学園へヴンは理事長という普遍の主軸（笑）があるので、どうしても主要キャラはそれに沿ったストーリーになっているのが残念。いや、そうしないと理事長の存在に意味がなくなるので言っちゃ駄目なんだけど（汗）主要キャラの独立シナリオは切実にあって欲しかった・・・。
全体としては非常に楽しめたと思います。ただし、すべてのキャラ攻略してやっと充足したって感じかな。やっぱキャラルート一つ一つでは印象が薄すぎました。理事長の正体知って、「HEAVEN」と「オマケ」見て、やっと「やってよかったよ～」と思えました。うん、だから全体を見たらよく出来たゲームです。ストーリーの流れも面白いですし。
ＣＧについては、絵柄も好きなほうだし塗りも丁寧です。でもたまにデッサン狂いと顔の崩れが気になります・・・！！！しかもそれが決まってエロスチルの時なんでちょっと笑う（ぎゃふん）それと、絵柄に塗りがあってない気もするのですが・・・もうちょっと淡い感じでもよかったかな。アニメ塗りはちょっとキツイ印象なので、もったいないなぁと感じました。
あと気になること。生徒が丹羽や西園寺のことを「王様～」「女王様～」と自然に呼んでいること・・・。いや、ただの役割設定で、まさかニックネーム的なものだと思っていなかったので、さも自然にその名称で会話のやりとりされると、慣れるまで物凄く違和感です。誰かツッコめよ～とかゲームしながら悶々となります。
ちなみに、管理人の好きキャラは理事長です♪ずっと主人公に片思いしてたとか思うと・・・！（こういう密やかラブ設定大好きだ）それで、周りの男共を主人公に近づけさせないよう、あからさまなガードをしている姿・・・。結局、一体いくつなんだという謎・・・。すべてがツボでした（笑）理事長が正体明かす時とか、さながら少女漫画の見せ場みたいで「ギャー（悶絶」といった感じ。ここまでホント頑張って良かったよと思いましたｖｖｖ主人公にメロメロな理事長は見ていてとても微笑ましいですね☆☆
鬼畜だ鬼畜だと言われてる中嶋さんですが、そんなに鬼畜ですか？私の概念が人とは違うのかしら・・・・（汗）まぁ、他キャラと比べたらハードなのかなと思いますが、むしろ七条のほうがじわじわと言葉攻めするので、ある意味異色で楽しかった。やはり眼鏡属性が腐女子を胸きゅんにさせるのでしょうか？
個人的にsprayさん製作中の「鬼畜眼鏡（仮）」には大注目してます（聞いてない）
2006.02 加筆修正 |
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