乙女ゲーム レビュー 星の王女２

「誰よりも大事な僕の、妹…。約束して欲しい。きっと幸せになるって」
　最愛の両親、そして兄が世を去って２年。主人公は大学３年生になっていた。
「私は幸せにならなきゃ。たくさん笑って頑張って夢を叶えなきゃ。
　…だって、お兄ちゃんと約束したもの」淋しさを胸に、懸命に生きる主人公。彼女を支えるのは、大学で増えた新しい友達。そして、何人かの男性達。サッカー選手になり、イタリアから帰国した幼なじみの田中康平。亡き兄の主治医で、今は医療から退いてしまった相馬隼人。冷徹でどこか影のある大学教授、里見修二。
「私は…　あの人のことが、好き。」
　次第に加速していく物語の中で、主人公は自分の想いに目覚めてゆく。更に、主人公を待っていたのは思いも寄らなかったいくつかの出逢い…。それは夢か、現実か。交錯する世界で、何が出来るのか。―――――　もう一度、あの人に逢いたい。強い想いが、凍りついた心を解きほぐしてゆく。
　二つの世界を織り上げて広がる、『星の王女２』。　あなたは誰と、恋に落ちますか？